【その1】自衛官が不動産詐欺のターゲットになっている件

私は幹部自衛官をやらせてもらっていました。
かくいう私も不動産詐欺の被害者になりました。(無知だった私に非があります。)
もう何年も前の話ですが、今でも自衛官(公務員)はターゲットにされているのではないかと思います。
今回は、私の経験談も交えつつ、「意外と狙われているから気をつけて!!」とみなさんに伝えたいと思います。
下手したら何千万もの借金を抱え、不動産を売るに売れず、自分の結婚や子育てどころではない・・・という事態になりかねません。
どうか、私の体験が皆さんの転ばぬ先の杖となり、皆様の平和が保たれますように。
自衛官(公務員)が狙われる理由はただ一つ
「社会的に信用があるから」です。
給料が保証されているし、基本的に突然クビになることもない。
「安定している職業No.1は?」と聞かれたら必ず「公務員」と答えるでしょう。
ということはつまりどういうことか?
「ローンが組みやすい」ってことです。
働き始めて5年足らずでローンを組んで立派な家を立てた同期もいました。
本当にローンが組みやすい。
私の場合、入隊して4〜5年経ったところで、5000万余裕で組めました。
その人の経済状況にもよりますが、借金もなくある程度貯金がある普通の暮らしをしている公務員であれば、余裕です。
今現在あなたの手元に何千万も無くてもいい。
あなたの「社会的な信用」に、業者は用があるのです。
つまり、公務員は社会的信用が高いため高額ローンが組みやすいとても優秀な「カモ」です。それにまじめでお人好しな人が多いしね。
「知り合いの紹介」が一番危険
「俺、もう2年くらい前に不動産紹介してもらったんすけど、めっちゃいいっすよ〜。」
私の隣のデスクのイケメンくんは、株式やら投資やら、資産運用にとても興味のある男の子でした。
いつもお仕事手伝ってくれて、人当たりも良くて、嫌味もなく、人望も厚いとても優秀な人材。
しかし私は投資も株も何もかも、それ系のことって全然興味ない。
無いんだけど・・・
「会うだけでもどうですか?」
良かれと思っておススメしてくれているのはすごく分かる、私にも利益をもたらそうとしてくれているんだろう、多分。
興味ないけど、押し切られるような形でとりあえず会うだけ会うことに。
当日、
なんとその場にいたのは、同じ部隊で勤務していた、先日退職したばかりの同僚だった。
そしてもう一人は立派なスーツを着た男の人。
私の警戒心が一気に鈍くなる。
「え!?何やってんのー!?」
「いやー俺、こいつ知り合いなんですよ。」
不動産業者のムラタとは、防大時代からの付き合いなんだそう。(皆さんこのムラタって奴には気をつけてね。)
「今退職して暇なんで、こいつの仕事手伝ってるんですよ。」
「え、で、なんで今日ここにいるの?」
「ねえさん、不安かなーと思って。知り合いの俺がいたら安心できるかと思って。」
そうですね、本当に安心しました。
おかげ様で、すぐにではないけれど結果的にマンションを購入することになりました。
効果抜群、本当に良くできた体制で私んとこ来たね。
オンラインでパワポ使って説明もしてくれたし、
わからないことはいつでもラインで答えてくれて。
不動産購入の流れ(ローンの話とか)
サブリースの説明(今でもよくわかりませんが・・・)
家賃保証有り(空室になっても不動産業者が家賃を私に支払ってくれるんだって。胡散臭いよねw)
還付金?がもらえる(これも良く分かりませんが忙しくて気にしてなかった)
税金が安くなる(これも分からなかったし気にしてなかった)
メリットしかないよ!!というキツネに摘まれたような説明内容。
さらには、
「所有しているだけで節税になりますよ!」
「物件に住まなくても大丈夫です!ちょっと住所だけ一時期移させてもらって、住民票だけこちらで処置しときますね!」
「入居者いなくても、うちで家賃保証しますね!毎月のローンの返済額とトントンなので、実質の出費はありませんよ!」(あったけどね。)
私の出費がない・・・?
まあ、それなら・・・と心が傾き始め、
「富裕層向けのファミリータイプでペット可のお部屋が人気だから、ワンルームじゃなくてこっちを買いましょう。」
「東京の一等地のここがおすすめです!ここめっちゃいいですよ!!」
という話だったのに、蓋を開けてみたらゴリゴリのワンルーム不動産詐欺でしたが。
本当によくできてた。(私が無知だっただけです。)
公務員という世間知らずで仕事で忙しくて高額ローンを組める優秀なカモは、
「知り合いの紹介」により警戒心が鈍化、
本当に興味なかったんだけど、勧めてくるのは毎日顔を合わせる隣の席の人。
そしてまさかの元同僚登場でまんまと契約をしてしまうのでした。
そもそも仕事が忙しすぎてこんなこと深く調べて考えている余裕がなかった。
疲れ果てて寝るだけの週末だったんだから・・・
本当いいカモだったよ・・・
ちなみに、ゆうちょ銀行を介してローンのお金を受け取ったりマンションの購入金を支払ったんですが、窓口の方に止められたんです。
最近不動産絡みの詐欺が多いからと。
一旦声かけさせてもらっているんです。って感じでした。
結局滞りなく済んじゃったんですが、今思えばこれが最後の警告だったのかもしれません。
もしかしてご先祖様が「引き返せよー」ってサインを送ってくれていたのかも・・・
こゆきの独り言
イケメンくんは本当に純粋に私に物件購入を勧めてくれていました。
なぜなら、彼も詐欺の被害に遭ったからです。
一方元同僚は、悪意があったのか、本当に「ムラタ」を手伝っていただけだったのか、今となってはわかりません。
私個人としては、きっと彼は悪意なく、気付かぬうちに加担してしまったのだと思います。
「善意の共犯者」だったのかなって。
もう今となってはどうでもいいけどね。






















